G-RIPS Sendai とは?What is G-RIPS?
RIPS/G-RIPS (Graduate-level Research in Industrial Projects for Students) プログラムは、UCLA (University of California, Los Angeles) のIPAM (Institute for Pure & Applied Mathematics) がこれまで20年以上にわたり実施しているもので、近年では香港やドイツなどでも開催され参加学生と企業の双方から高い評価を受けています。
日本でも2018年より東北大学を会場としてG-RIPS Sendai プログラムを開催しています。G-RIPS Sendai は、パートナー企業から提供された数学的な課題に、アメリカと国内からの参加者がグループとなって集中的に取り組み、解決に至る道筋を学ぶ国際インターンシッププログラムです。
IPAMが実施しているプログラムの全体像についてはIPAMのページをご覧ください。

IPAMが実施しているプログラムの全体像についてはIPAMのページをご覧ください。
2024年度
プロジェクトテーマProjects Theme
G-RIPS Sendai 2024のパートナー企業およびその課題は下記の通りです。
参加希望者には自分の参加したい課題を選んで応募していただきます(応募者数等により希望に添いかねる場合があります)。
いずれのプロジェクトについても国内参加者2名、アメリカからの参加者2名でのグループワークとなります。各グループへの相談役として、東北大学または理化学研究所の若手研究者(Academic Mentors)とパートナー企業の担当者(Industrial Mentors)がプログラムに参加します。
PROJECT01
富士通株式会社
Enhancing explainability of causal discovery AI因果関係を発見するAIの説明可能性の強化
- 関係する数理科学分野
- 因果推論、数理論理学、離散幾何学、グラフ理論、ネットワーク理論
PROJECT02
株式会社IHI
Resilient water management modeling against global warming and for sustainable food supply地球温暖化への対策および持続可能な食糧供給のためのレジリエントな水管理モデリング
- 関係する数理科学分野
- 数理モデリング、最適制御、時間遅れ方程式、数理計画法、数理最適化
PROJECT03
三菱電機株式会社
先端技術総合研究所
Exploration of useful geometric structures for object recognition using point clouds三次元点群による物体認識に有用な幾何構造の探索
- 関係する数理科学分野
- 幾何学、トポロジー、最適化、フラクタル
PROJECT04
三菱電機株式会社
情報技術総合研究所
Achievable precision with heuristic solvers: quantum algorithms and quantum supremacy大規模ヒューリスティック求解における解の良さに関する研究―量子計算アルゴリズムの視点から
- 関係する数理科学分野
- 量子計算、線形代数、大規模連立方程式、前処理
これまでの
G-RIPS SendaiプログラムPast Program
過去の実施状況や参加者の声は下記をご覧ください。
Pick Up!参加者
の声
数学科の大学院生として夢を描く
今回のG-RIPS Sendai 2023参加を通して最も印象に残ったことは、チームで協力して現実社会における課題に取り組むという経験である。数学科の大学院生として、G-RIPSに参加する以前の私の研究活動は、ゼミで他の大学院生や教授の前で発表する機会はあったもののたいていの部分においては一人黙々と抽象的な概念の理解と問題の解決に取り組むものだった。もっと読む
A Summer to Grow, Experience, and Cherish
I am truly grateful for the opportunity to participate in G-RIPS Sendai 2023. It was a summer with immense growth, both personally and professionally. I got a chance to collaborate with and learn from a diverse group of students, all while immersing myself in a unique culture. I felt very welcomed in the program and my team. Everyone I was fortunate enough to meet and interact with was enthusiastic and fun to be around. もっと読む
実践的な学びとこの夏の素敵な宝物
今まで受けてきたどんな教育よりも実践的な学びでした。まず、企業が今どのような分野に力を入れているかということを知ることができ、今後技術開発等に関わっていきたいと考えている学生にはとても魅力的な研究に携わることができました。もっと読む
参加申し込みApply
申し込みにあたっては下記をご確認ください。
- 大学院生(修士課程、博士課程)を主な対象としていますが、学部生やすでに博士課程を修了した方も応募可能です。
- 参加希望者が定員をオーバーした場合は、選考を行います。
- 申し込み締め切り前であっても、参加者を確定させることがあります。
- 参加確定者が定員に達した時点で募集を終了します。
- 本プログラムは8週間集中してグループで取り組むものですので、期間の一部のみの参加はできません。
- 実施期間中の使用言語は英語です。
- 参加費は無料です。
- 土日祝日は休日です。
- 東北大学の規定により、日当を支払います。ただし参加者の立場等により異なる可能性がありますので、詳細は参加確定時に決定します。
- 参加確定までに所属大学の指導教員等から当プログラム参加について了承を得てください。
- アメリカからの参加者については別途IPAMのサイトにて募集が行われています。IPAMの募集案内のページに書かれている募集や参加条件に関する内容は、アメリカからの学生のみに適用されるものですのでご注意ください。
- 仙台以外から参加される方には、仙台までの往復旅費を支給します。
- 仙台以外から参加される方には、期間中の宿泊場所として近隣のホテル(シングルルーム)を無料で提供します(休日を含む)。
お申し込み
今年度の募集は終了しました。
Contact
参加を検討している皆さんからよく寄せられる質問はFAQをご覧ください。
FAQで解決しない疑問やご不安などございましたら、お問い合わせフォームよりお気軽にお問い合わせください。