g-RIPS-Sendai 2021開催報告

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本プログラムの2024年度の実施については、こちらをご覧ください。

g-RIPS-Sendai 2021概要

AIMR本館内部
AIMR本館内部

各チームのプロジェクトテーマ

参加学生の声

たくさんの方々の支えのおかげで、とても充実した楽しい二か月間を過ごすことができたこと、とてもうれしく思います。このような機会を得られたことを、本当に光栄に思います。プログラム全体に関しては、技術的な向上があったという印象も強いですが、それ以上に、人間関係がとても恵まれていた、という印象が強いです。プログラム開始前、英語面と学問的な素養の面で、二か月間きちんとやり遂げることができるかとても不安でした。案の定、前日の親睦会では、アメリカ人の英語に圧倒されてしまい、満足に会話ができない自分に幻滅し、その先の二か月間を酷く不安に思ったことを覚えています。しかし、実際にプログラムが始まってからは、参加者やサポートの方々が積極的に話しかけてくれ、様々な場面での交流を通して、徐々に自分自身の抵抗感が払拭されていきました。その中でも特に大きかったのが、同じNECチームのメンバーである二人の存在です。作業中、一人では理解できないことも多々ありましたが、メンバーが積極的に質問をするように促してくれたことで、初歩的なことから技術的なことまで、時間をかけてしっかりと説明をしてもらいました。そのおかげで、知識不足による障害を取り除きながら作業を進めることができました。その他にも、頻繁に作業の進捗を聞いてくれたり、時には雑談で盛り上がったりと、気分を落とさない工夫をたくさんしてくれていました。チーム全体としてストレスを溜め込まないその姿勢が、自分にはとても助けになったと感じています。全体を思い返してみて、プログラムを終えた今最も印象深いことは、このような人達との縁に恵まれたことに尽きると思っています。

I believe that the g-RIPS-Sendai 2021 program was extremely enlightening! In the span of a few weeks, I felt like I really learned to do things in a more industry-focused manner! I think our project was incredibly practical and it is so nice to see what kinds of problems are seen in the industry. I think a program like this really challenges what you learn in the classroom and helps you visualize solutions through an industry-focused perspective. In dealing with these challenges, I think that I felt more comfortable working in a company setting. I also learned a lot more coding and data manipulation than I did before. This program only made me want to work with other applied problems. It has been great to work with all my teammates and with our mentors.

このプログラムを終え全体を振り返ってみてこのg-RIPS-Sendai programに参加して正解だったと思いました。2021年現在コロナ渦の中で大学や大学院の授業がほぼオンラインとなったことから学生同士の交流が減り退屈でつまらない学生生活になってしまうと考えていた中で、このプロジェクトの存在を先生から知り応募しました。普通では出会えないような様々な出身の人達や違った専攻の人達に出会い、数学を使って現実社会への課題に取り組むことが出来て非常に満足でした。一方で多くの不安や困難な事もありました。私はプロジェクトに関連する一部のテーマを専攻していましたものの、英語やプログラミングには自信がありませんでしたし、初の国際オンライン形式であることから戸惑う場面や時差によるトラブルも多々ありました。与えられる課題は決して簡単なものではなくチャレンジングなものでしたが、同じチームメンバーや東北大学の方達の手厚いサポートもあり無事に乗り越えることができました。オンラインであることは決してデメリットばかりではなく英語が苦手でもチャットを使用できましたしプログラム終盤は英語力の向上を実感できました。2022年度以降に参加する人達は今回のプロジェクトをふまえて多くの点が改善されている事や自分の可能性を広げられる絶好のチャンスである事から、ぜひ挑戦してみてください。

g-RIPS-Sendai was a great way to learn about industrial mathematics and also about Japanese culture. I thought it was a good summer. I met mathematicians from across the world. I learned about what it's like to conduct research. I thought the projects were very interesting and right at the graduate level.

私にとって、プロジェクトの一瞬一瞬が価値のある貴重な経験でした。様々な方々に支えられ、このプロジェクトを達成できました。プロジェクトに関わった全ての方へ感謝申し上げます。私は、社会工学を専攻する学士4年生です。このプロジェクトへの参加が決まった時には、いくつかの不安がありましたが、不安を押し退け飛び込んで正解だったと思います。なんとかなりました。良い意味で、久しぶりに自身の無力さを痛感しました。日本の小さいコミュニティでは気付けなかった事です。アメリカの優秀な学生と一緒に研究に携わる事で、彼らの研究に対する姿勢や熱意を肌で感じました。英語論文を掻き集める集める力と読む力が高く、研究に対して徹底的に調べる姿勢からは学ぶ事が多かったです。アメリカ学生との研究交流によって、自身の研究の展望が広がりました。オンライン開催の影響を受けて、時差を考慮したプログラムとなりましたが、現代技術の進歩によって不自由なくプロジェクトを進行し、ニューノーマルの片鱗を体験した気がします。プログラム期間を通して、様々な方々と関わって、学問面・英語面で自身の成長に繋がりました。振り返れば、非常に楽しく2ヶ月間を働いたと思います。このメッセージが届いた貴方には、g-RIPSのプログラムに参加する事を強く薦めます。

I had a great experience during the program even in its online version! Both the mathematical and cultural aspects of the program were fantastic. The project my team worked on was interesting and let me apply a lot of tools I learned during my advanced and graduate level math courses. It felt great to be able to use that knowledge on a real problem that NEC was interested in! Our industrial mentor also provided valuable insight into the project and the work of an industrial mathematician. Further, I really enjoyed the cultural exchange aspect of the program. The Japanese language classes and the social events were great outlets for the American and Japanese students to get to know each other and learn about each other's cultures. Everyone involved in the program was so kind and welcoming. I am really looking forward to meeting everyone in Sendai in the future!

多くの方々のご尽力のおかげで g-RIPS Sendai 2021 期間中の2ヶ月間は非常に充実したものになりました。このプログラムが始まる前は、自分の英語力は足りるだろうか、テーマと自分の専門が異なるが学術的な知識も足りるだろうかということが不安でした。しかしチームのメンバーは皆話しかけやすいようフレンドリーに振る舞ってくれていたおかげもあり、日々必死に英語を使ってコミュニケーションをしていくうちに次第にアメリカからの学生の使う英語が聞き取れるようになってきました。また、学術的な面ではチームメンバーに相談したり、わからないところを教えあったりすることでカバーすることができました。私の参加したテーマではコードを書くことが必須でしたが、技術的な問題がチーム内に発生した際にはメンターも一緒になって原因を探ってくださいました。今年度は新型コロナウイルス感染症の影響で全面的にオンライン開催となりましたので、Slack といったチーム内の連絡ツールやZoomなどの会議ツールなどを駆使しながら研究を進めていきました。これらのツールのおかげでリマインダーや参考資料の共有、資料の共同作成などに大きく役立てることができました。また、参加者同士のコミュニケーションの場としてプログラム参加者全員が参加できるオンラインチャットスペースの活用がなされました。ここでは参加者の故郷の話や文化のことも聞くことができ、また、参加者同士でオンラインでできるゲームを開催したりするなど、オンラインでもできることをフルに活用したおかげで日米の時差の問題以外は対面開催と変わらないくらい快適に過ごすことが出来ました。最後にコロナ禍の状況でありながらオンラインでできる最大限のサポートをしてくださった全ての方に感謝申し上げます。

g-RIPS in my eyes was a hands on experience of what the work life of a research scientist is. I thought this was experience was incredibly valuable to me, as after completing the program I have a fair evaluation of what I think are my strengths and weaknesses are going into the work field of a research scientist. I also felt from my team, that the team composition was also very well done. It felt like each one of us was an expert in different fields, yet were able to easily collaborate, while still accommodating our strengths. Even still, I picked up new skills (learned python, coop coding, etc.) in the span of this program. I think this program makes an excellent choice for those looking to pursue a career in research.

今回g-RIPSに参加させていただき多くの貴重な経験をさせていただきました。 1つ目は、英語でのコミュニケーションです。g-RIPSでのチーム内でのコミュニケーションは基本的に英語でした。最初は日頃から用いていないものなのでなかなか聞き取れないということが多かったのですが繰り返すうちに少しずつ会話表現などが分かり聞き取れる部分を増えました。また今回のことから英語の勉強へのモチベーションも高まりました。
2つ目は、プロジェクトの進め方や考え方についてです。私はこのような実践的に研究を行う機会は今回が初めてで、また研究テーマは自身の専門外ということもあり、最初はわからないことが多くありました。しかし実際に自身で調べたり、周りの方々からアドバイスをいただきながらですがなんとかプロジェクトの内容を理解してやり遂げることができました。
3つ目は、海外の人達との文化交流です。今回のg-RIPSではアメリカの学生も参加しており、プロジェクト以外の趣味の話や自国の文化の話などについても聞くことができ様々なことを知ることができました。
以上のような経験ができ今回のg-RIPSでは非常に貴重な経験をさせていただきました。今回の経験を今後に生かせたらと考えています。

私は普段、経営工学を専攻する学生として過ごしているが、g-RIPS-Sendai 2021では貴重な体験をすることができた。特にグループとしてある一つの課題をじっくり考えるプロセスを経験できたことはとても貴重な経験だと思う。普段の研究では指導教員や同じ研究室の学生と議論をする機会が多いが、自分とは全く違う専門の、まして国籍も違うメンバーと一緒に一つの課題に対して議論できたことによって知見を広げられた。
また、今回はコロナの影響で丸2ヶ月間オンラインで行ってきたわけだが、初対面ながらコミュニケーションを取る時間が少なかったり相手の言っている内容が理解できなかったりと色々な問題があった。そんな中でも普段使い慣れない英語で、かつ専門ではない分野の課題をじっくり考え勉強し、最終的にある一定の成果を出せたことは自信につながった。

お問い合わせ

このプログラムについてのお問い合わせは、
Email: g-rips-sendai_organizers@grp.tohoku.ac.jp
までお願いいたします。