東北大学数理人材キャリアプランアクション

数学を学んだ皆さんのキャリアプラン

大学の学部・大学院で数学を学んだ皆さんの代表的な進路としては、以下のようなものが考えられるかと思います。

  1. 大学の数学研究者になる道
  2. 企業の研究所で数学そのものの研究に携わる道
  3. 企業の研究所で数学を応用した研究開発に携わる道
  4. 大学で受けた数学的思考法の訓練を生かして、幅広い分野の技術開発に携わる道
  5. 高校教育など、将来の人材育成に携わる道
  6. 数学とは(一見)関係のない分野に挑戦する道

東北大学で数学を学んだ皆さんの先輩達も、それぞれの意思・適性に応じて様々な道を選択してきました。ただ、しばらく前までは、数学を学んだ学生さんは大学の研究者(A)を目指すか、そうではなく別の職に就くか、という選択肢で考えていることも多かったようです。

しばらく前までの進路の選択肢イメージ

  • 大学の数学研究者A
  • 研究者以外の職業F

現代の進路の選択肢イメージ

  • 大学の数学研究者A
  • 企業の数学研究者B
  • 企業の数学応用研究者C
  • 企業の技術開発D
  • 人材育成E
  • 研究者以外F

しかし現代は全くそうではありません。多くの最先端企業が、数学を学んだ学生の能力の価値に気づき、その力を取り入れるために採用(B)(C)を増やそうとしています。また、数学的思考の訓練の有効さも広く認識されてきました。そのような意味から、直接に数学研究、数学の応用研究をする職場でなくても、数学出身の学生を採用したい、という企業も増えてきています(D)。数学的な考え方は我々の社会の基盤となるものですから、さらに若い世代の育成に尽くすこと(E)もまたやりがいのある仕事です。そして、一見数学と関係のない業種(F)に見えても、そこで数学の訓練が役立たないということはあり得ません。

キャリアプランニングを支援する東北大学の多様なアクション

東北大学数理人材キャリアプランアクションでは、上に挙げたようなキャリアプランについての理解を深め、その実感を持ってもらうため、皆さんと企業をつなぐ様々な機会を提供していきます。そのメニューは多様で、以下のようなものがあります。

運営

本アクションは、東北大学数理科学共創社会センターが取り纏めを担当し、大学院理学研究科数学専攻、大学院情報科学研究科数学教室等、関係部局の協力を得て運営されています。

問い合わせ先

東北大学数理科学共創社会センター
キャリアプランアクション窓口

mccs_cpa@grp.tohoku.ac.jp