これまでは数学者が産業界と本格的に連携することは稀であり、産業界の有する課題に接する機会は限られていました。しかし、産業界には数学の力を必要とする課題が多数存在していると考えられ、そのような問題意識を整理して具体的な共同研究につなげるための出会いの場が必要です。そこで数学界として、個別企業、企業グループとの出会いの場を提供するため、恒常的に活動する窓口組織をおきます。

設置する窓口のタイプ

• 定式化が難しそうな産業界の問題について、数学者との議論の場を提供
• 問題の定式化を行うマッチング・ミーティングの設定
• 問題の発見のための、定期的な研究会の設定
• 複数企業との定期的な勉強会の場を提供

窓口の活動

• 持ち込まれた問題の検討・切り分け・専門家の紹介・フォローアップ等
• 問題の定式化に目処が付き、さらに発展させると判断した時点で、各研究者との具体的な共同研究に移行します。そこから先は、各研究機関の定める通常の産学連携手順に従います。